会社情報など

東日本大震災から5年

仙台周辺被災状況 東日本大震災から5年が経ちました。多くのメディアで当時からの5年間を振り返る報道がされていますが、今回は当社の5年前を少し振り返りたいと思います。
 2011年3月11日の地震発生時、仙台支店の社員2人は仙台空港近くの現場にいました。引取作業を中止して会社に戻ろうとする際、ラジオで津波到来のニュースを聞いた社員のとっさの判断で、最短距離である海側の道路を選ばずに、山側に迂回して事なきを得ました。
(上の写真は当時の仙台支店周辺の被災状況の一部)
 福島支店の社員2人は福島第一原発の原子炉建屋前にいました。発電所職員の指示で引取作業を中止し、トラックを置いて避難しました。8か月後に東京電力から連絡があり、津波で流されたと思っていたトラックが福島第一原発の敷地内に残っていた事を知りました。仙台倉庫被災状況
 多くの現場が津波で流されたり、原発事故で近づけなくなるなど未曽有の事態に直面して、どのように対応するべきか当時は非常に悩みました。出した結論は「お取引先様と相談しながら、1つ1つの現場に誠実に対応しよう」ということでした。その結果、大半の現場は3月11日をもってレンタル契約終了となり、多額のレンタル資産を失いましたが、多くのお取引先様からは信用を得られたと思います。(下の写真は震災直後の仙台支店倉庫内)
 その後の余震や原発事故の不安の中ではありましたが、震災以降、東北の社員をはじめ全社が一丸となって、復旧・復興工事に少しはお役に立てたのではないかと思います。また、この5年間で得た教訓を活かし、今後もお取引先様と共に歩みながら、東北の復興に貢献出来ればと思います。

  関連記事

no image
■非常時用備蓄品を見直しました

 東日本大震災・福島第一原発事故から8年が経ちました。復興に向けた取り組みも終盤を迎えようとしていますが、福島第一原発事故の関連については多くの課題を残しており、まだまだ長い道のりになりそうです。 当社の東北エリアでは、震災後のお客様のご要望にお応えすべく、岩手・山形・青森へ順次出店し、仙台・福島と合わせて、地域の復興に微力ながら貢献してきたのではないかと感じております。 近年においても、大きな地 […続きを読む]

no image
■安全運転講習会

 当社の備品事業部では、配送用のトラックを使用して、先月から今月にかけて、安全運転講習会を各地域毎に開催しています。 本社・各事業所の安全運転管理者と若手社員が参加するという事で、先日、備品京滋で行われた講習会に行ってきました。 実技の前に、車両のサイズや内外輪差・オーバーハングなどの特性や運転する上での心構えの講義がありました。 その後は、敷地内に作られたコースに場所を移しました。 あいにくの天 […続きを読む]

no image
■備品鹿児島 念願の新築オープン!

 備品事業部の九州エリアにおける4か所目の拠点として、備品鹿児島が今月より霧島市にオープンしました。鹿児島県の人口は約160万人(全国第24位)、面積は第10位で、霧島市は桜島から錦江湾を挟んで北北東にあります。 営業エリアは鹿児島県と宮崎県南部を予定しています。従来は備品熊本からの対応のため距離がありましたが、お客様・地域に密着して迅速に商品・サービスをお届けしたい、との思いからようやく念願のオ […続きを読む]

no image
■パワーイレⅢ

 9月1日は「防災の日」です。 今年は6月に大阪で大きな地震があり、7月には西日本の広い地域で豪雨災害がありました。 当社の本社内には、災害時の非常電源を確保するために、エリーパワー社の蓄電池「パワーイレⅢ」を今年から導入しています。社内全ての電源をまかなうのは難しいため、基幹システムの電源確保を主な用途と考えています。 また、災害時の帰宅困難者用として、非常食や飲料水、防寒・保温シートを数年前か […続きを読む]

no image
■備品北九州 新築移転オープン!

 備品北九州は2016年2月に北九州市小倉南区に開設しました。4年8か月が経過したこの間、多くのお客様からのご愛顧を賜り、順調に業容を拡大してまいりました。 取扱量の増加に伴って、敷地・倉庫共に手狭になっており、移転は急務の状況でした。移転先を探す中、ご縁があって年初に福岡県京都郡苅田町に土地を取得し、念願の新築移転オープンとなりました。 新事業所はプラットホームタイプの床で、空調完備の整備室を設 […続きを読む]